残暑見舞いの書き方
残暑見舞いの文面は、暑中見舞いと同じく、以下5つのパートを記載していけば完成です。
それぞれのパートの書き方を順番に見て行きましょう。
- 季節の挨拶
- 安否をたずねる言葉や無事を祈る言葉
- 近況の報告など
- 先方への気遣いの言葉
- 日付
※ 例として残暑見舞いの画像を掲載しておりますので、参考にして頂ければと思います。
- 季節の挨拶
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季節の挨拶ですが、「残暑お見舞い申し上げます」が決まり文句です。
記載する際の注意点としては、文字の大きさです。年賀状の賀詞(謹賀新年)のように、一番目立つ文字の大きさで書きましょう。
- 安否をたずねる言葉や無事を祈る言葉
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挨拶の後は、先方の安否をたずねる言葉を記載します。
以下によく使われる文例を掲載いたします。- 立秋とは名ばかりの厳しい暑さが続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。
- 連日の猛暑には閉口しております。皆様はお変わりなくお元気にしていらっしゃいますか。
- 立秋も過ぎて朝夕の風は少しづつ涼しくなっているようです。
- 朝夕には秋風が感じられるようになってまいりました。皆様お変わりなく お過ごしのことと存じます。
- このところ猛暑が続いておりますが、お元気でお過ごしのことと拝察申し上げます。
- 近況の報告など
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先方の安否をたずねた後は、自分の近況報告です。家族で旅行に行った事・秋が近付いた事による周りの風景の変化など、内容は自由です。以下によく使われる文例を掲載いたします。
- 私どもも暑さにめげず 忙しく暮らしております。
- 今年はずいぶん暑い日が続き賑やかだった浜辺も、少しずつ秋の気配が見えてまいりました。
- 先日家族で○○に行って来ました。夏とは思えない涼しさで、体調を取り戻し、リフレッシュして来ました。
- 紅葉の頃にぜひお越しください。今年は鮮やかな色づきが期待できそうですので、私達も楽しみにしています。
- この季節ついついビールの消費が多くなってしまうのは私だけでしょうか。
- 先方への気遣いの言葉
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自分の近況報告の後は先方への気遣いの言葉です。
以下によく使われる文例を掲載いたします。- 夏の疲れが出るのはこれからと申します。どうかご自愛の上、お過ごしください。
- 残暑厳しき折、どうぞご自愛くださいますようお願い申し上げます。
- まだしばらくは暑さも続くようですが、お体大切にお過ごし下さいますようお祈りしております。
- まだまだ残暑も厳しいようです。くれぐれもご自愛のほど お祈り申し上げます。
- この暑さもまだ続く気配、くれぐれもご自愛くださいますようお願い申し上げます。
- 日付
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最後は日付です。「○年○月○日」というような詳細な日付ではなく、以下のように日付を記載するのが一般的です。
- 平成二十九年 立秋
- 平成二十九年 晩夏
- 平成二十九年 八月
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