令和最初の新年のご挨拶に、令和にちなんだ年賀状を送りませんか。

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4月1日には、新しい元号「令和」が発表され、5月1日から施行されました。令和の初日は大安であり、婚姻届を出す方も多く「令和婚」と話題にもなりました。そんなお祝いムードの令和元年もあと3ヶ月弱となりました。

そろそろ年末に向けて何かと準備を始める方もいるかと思います。

元号が平成から令和へ変わり、“令和最初の”という言葉を聞く機会が多かったかと思います。それから半年近く経ちました。もう出尽くした感があるかもしれません。でも、まだ“令和最初の”ものがあります。もうお気づきでしょうか。

それは、年末に向けて行う準備の中の一つ「年賀状」。これから準備する人がほとんどだと思います。

日本郵便株式会社から、令和2(2020)年用年賀葉書はがきなどは、令和元年11月1日から販売すると9月に発表されました。 昨年に引き続き今年も東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会にちなんだ寄附金付年賀葉書はがきなど販売されるそうです。

令和の新時代になって初めて出す年賀状。令和最初の新年のご挨拶に、令和にちなんだ年賀状を送りませんか。

まずはおさらい〜令和の由来は?〜

ここで、改めて新しい元号“令和”の由来について振り返ることにしましょう。 新元号の引用元は、日本最古の歌集「万葉集」の「梅花(うめのはな)の歌三十二首」の序文です。

「初春の令月(れいげつ)にして、気淑(よ)く風和らぎ、梅は鏡前の粉を披(ひら)き、蘭は珮後(はいご)の香を薫らす」

この文章から「令」「和」が引用されました。そして、この「令和」には、人々が美しく心を寄せ合う中で文化が生まれ育つという意味が込められています。

もともと元号は中国で始まった文化であり、過去の元号はいずれも中国古典から引用されたものでしたが、「令和」は初めて日本古典に由来する元号として制定されました。 「万葉集」は、1200年余り前に編さんされた日本最古の歌集であるとともに、天皇や皇族、貴族だけでなく、防人(さきもり)や農民まで、幅広い階層の人々が詠んだ歌が収められ、我が国の豊かな国民文化と長い伝統を象徴する国書です。

悠久の歴史と薫り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく。

厳しい寒さの後に春の訪れを告げ、見事に咲き誇る梅の花のように、一人一人の日本人が明日への希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせることができる、そうした日本でありたいとの願いを込め、「令和」に決定しました。(引用元:平成31年4月1日内閣総理大臣記者会見より)

そもそも元号の始まりは?

日本の元号は最初の「大化(たいか)」に始まり約1400年の歴史があります。

当時、先進国だった唐(中国)が年を数える方法として元号を使うと決められていました。日本から文化や制度などを学びに送られた遣唐使が、元号の制度を日本に持ち帰ったことで日本にも取り入れられたと言われています。

明治以降は「天皇即位時に改元」となったのですが、それ以前は火災や地震、天災が続いて凶作になったり、またその逆に、いいことがあった時など様々な理由で改元が行われてきました。その結果、「大化」から「平成」まで、247個もの元号が使われてきました。

平成が始まった時は

昭和から平成に元号が変わった時はどうだったのでしょう。

元号発表の記者会見時、「平成」と書かれた額を掲げるシーンが頭に思い浮かぶ方もいるかもしれません。「平成おじさん」と呼ばれた故 小渕恵三・元首相(当時は官房長官)を思い出します。

平成元(1989)年1月8日から平成31年4月30日まで、30年と113日の「平成」が幕を閉じ、「令和」へと変わりました。

平成から令和に元号の変わるお祝いムードとは違い、昭和から平成に元号が変わる時は、昭和64(1989)年1月7日に昭和天皇が崩御されましたので様々な催しや行事が中止になり自粛ムードでした。 そして、その翌日の1月8日に昭和から平成と元号が改元されたのです。

平成元(1989)年4月1日より消費税がはじめて導入されました。偶然にも令和元年10月1日には消費税10%になりましたね。

平成元(1989)年には、お年玉くじ付きはがきだけでなく、お年玉くじ付き年賀切手が発売されました。封書や私製はがきを利用する方のため、世界で最初のくじ付き切手です。

また、翌年の平成3年用の年賀葉書はがきからは、目の不自由な方用のはがきも発行されました。(引用元:−人と人の心を結ぶ−年賀状の歴史と話題 郵便局)

年賀状での元号の使いかた

年賀状には、その年の正しい年号や日付を入れるようにします。ここでは一般的な縦書きの場合の説明をします。 「令和二年 元旦」・「令和二年 元日」・「令和二年一月一日」等、書くと良いでしょう。

「元旦」や「元日」を一緒の意味で使っている方もいるかもしれません。それもそのはず、元旦も元日も「一月一日」を表します。ただ、厳密にいうと元旦は「一月一日の朝」という意味を持ち、一方、元日は「一年の初めの日」という意味をもつため、違いがあります。

くれぐれも、「令和二年一月一日 元旦」・「令和二年一月一日 元日」などと書かないよう注意しましょう。

元旦と元日に違いがあるのは理解したけど「元旦と元日どちらを書いた方がいいの?」と思われた方は 一般的に、多く使用されているのは「元旦」ですので、言葉の意味合いからも元旦がいいのではないでしょうか。 年賀状の投函が遅れ、相手に届くのが1月2日以降になる時は、「元旦」「元日」という表記は避けましょう。その場合は、「令和二年一月吉日」・「令和二年新春」・「令和二年初春」などと書くと良いでしょう。 また、松の内(関東では1月7日頃、関西では1月15日頃)を過ぎて、相手に届きそうな場合は、年賀状ではなく「寒中見舞い」として送るようにしましょう。

令和2年の最大のイベントといえば…

いよいよ令和2年の来年は56年ぶりに東京で行われるオリンピック・パラリンピックの年です。

楽しみにしている方も多いでしょう。 また昨年に引き続き今年も東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会にちなんだ寄附金付年賀はがきなど販売されるそうです。 東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会にちなんだ寄附金付年賀はがきは1枚68円で1枚につき5円がオリンピック・パラリンピック寄付金となり、準備及び運営に役立てられます。

また、令和2年用の年賀はがきのお年玉の目玉は特等ではないでしょうか。 東京2020オリンピックご招待(競技観戦ペアチケット、開会式、閉会式ペアチケット)です。(出典:郵便局)特に開会式や閉会式のチケットは、人気があり抽選に外れた方も多いようです。当選したら嬉しいですね。

まとめ

今年は30年ぶりの改元で普段何気なく使っている元号にスポットライトがあたりました。 元号にも1400年もの歴史があることや、令和に込められた意味にも「悠久の歴史と薫り高き文化、四季折々の美しい自然、こうした日本の国柄をしっかりと次の時代へと引き継いでいく。」という日本歴史を大切にしていきたい思いが感じられました。

いつもは新年の挨拶をメールやSNSで済ませている方でも「令和最初の」をきっかけに日本の歴史を大事にする意味でも年賀状を出されてみてはいかがでしょうか。

普段の交流がなく、年賀状だけのやり取りになっている方からでも、年賀状を受けとった時、近況報告や写真から元気な様子を知ることができ、思わず嬉しくなります。

年賀状は新年の最初に受け取るプレゼントであり、送るプレゼント。そのように思うと面倒だと思っていた年賀状の作成も楽しみになってきますね。

あなたも、新年に大切なあのひとへ、年賀状の贈り物をしませんか。

そうはいっても、久しく年賀状を書いていないからどう用意しよう?と思う方もいらっしゃると思います。また、絵柄印刷済の年賀はがきを買っているけれど、“令和最初”の年賀状は特別な年賀状にしたいと思った方もいるのではないでしょうか。

挨拶状ドットコムでは、新しい時代に生きる今の、新しい気持ちが込められた、令和にちなんだデザインの年賀状を多数ご用意しています。

年賀状が、令和に生きる皆様一人一人にとって、美しく心を寄せ合うきっかけづくりになりますように。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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